【コンサートのお知らせ】2025.5.2(金)19:00開演 ティアラこうとう小ホールにて
♪2025.5.2(金)19:00開演
「彼女たちを記念して~女性作曲家によるフルートとピアノのための作品を中心として~」ティアラこうとう小ホール
寒気の中にも春らしい日差しを感じる今日この頃、皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。
この度は、今年の私の音楽活動の中では、一番のチャレンジになると思われるコンサートのご案内ができますことを、とても嬉しく思います。
5月2日(金)19:00~、江東区にありますティアラこうとう小ホール(最寄り駅:半蔵門線・都営新宿線の住吉駅)にて、「彼女たちを記念して~女性作曲家によるフルートとピアノの作品を中心として~」というタイトルで、ロマン派~近代までの女性作曲家の作品を演奏いたします。所属している江東区音楽家協会のマンスリーコンサートの機会をいただきまして、共演者は、大学時代から度々共演してきましたピアノの渡辺亜希さんです。
このようなプログラムを組み立てたのは、演奏予定の、メル・ボニス作曲のフルート・ソナタを初めて聴いたとき、こんなに美しい曲があったのか、と感動したことから始まります。メル・ボニスは最近ではいろいろなところで取り上げられるようになった女性作曲家のようですが、私が学生時代には、耳にしたことがなく、ここ近年知った作曲家の一人でした。大変に才能に恵まれていたにも関わらず、女性であるがゆえに、偽名によって作曲活動を続けていたそうです(当時の男女差別のゆえ)。才能を見出され、パリ音楽院で学ぶも、芸術家の男性と大恋愛をし、結婚を両親に反対され、音楽院を中退させられます。その後、親の紹介する実業家の25歳年上の男性と結婚をし、子育てによって音楽活動を休止している時代もあったそうです。メル・ボニスのその後の人生はまるで小説のようなのですが、こんなに素晴らしい曲を書いても、近年まで忘れ去られていたという事実の方に、私はとても関心を抱きました。また、同じくプログラムに入れた、グランヴァルもまた、作品が書かれた当時は、とても名の知れた作曲家であったにも関わらず、つい最近まで忘れ去られていたのです。これもまたとても素晴らしい作品なのです。そうして、今回のプログラムは女性作曲家を中心に組み立てられていきました。
また、このコンサートのために作曲家の海老原太さんにフルート独奏のための「人魚の嘆き~女性作曲家の名による~」を書下ろしていただきました。海老原さんの作品は、昨年、今年と初演させていただいていることから、お願いすることになりました。
もしかしたら聞いたことのない作曲家の名前ばかりかもしれないのですが、ロマン派から現代までの数々の素晴らしい作品を、皆さまと分かち合うことができましたら幸いです。きわめて個人的なことではありますが、私は昨年半世紀を迎えました。ここまで生かされてきたことに本当に感謝です。私にフルートをやるように姉が勧めてくれたことや、たくさんの方々の支えによってここまで音楽を続けることができたことを思うものです。素晴らしい作品を最大限表現できるよう、精一杯の準備をしていきますので、ぜひ、応援しに来ていただけましたら幸いです。
チケットご入用の際は、お気軽に私に直接メール等でお声がけいただけましたら幸いです。当日お取り置きもできます😊
朝晩の寒暖差で風邪などひきませんように、お身体大切にお過ごしください。
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彼女たちを記念して | ティアラこうとう | 公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団
こちらでのチケット発売日は3/9です。
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